週1回のブログ更新の予定が、猛烈に忙しくなってしまい、1週スキップになってしまった。
機材縛りの撮影もGW中に仕事の合間撮るのが精一杯で、フットワークが効かずお手軽な範囲に。
ポートレートに短し、テーブルフォトに長し
マイクロフォーサーズで25mm、フルサイズ換算50mm相当の単焦点標準レンズは、ポートレート用に使おうと思うと短く、テーブルフォトに使おうと思うと長すぎるという微妙な焦点距離かもしれない。
ポトレは85mm以上だと背景がボケるし被写体と距離を置けるので自然な表情が出やすいなど使い勝手が良いというようなことを数十年前に師匠から教わった。テーブルフォトは35~24mmくらいが座ったままで皿の上をほどよい大きさで撮影できるのだが、50mmだと立ち上がらないとちょっと難しい。
LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.の最短撮影距離は0.25mで、座ったまま十分撮影はできるのだが、換算50mmで撮影するとだいたい横幅で18cmくらいと、小皿が見切れてしまうくらいのどアップな構図になってしまう。立ち上がれば、大皿や複数の皿を載せたプレート全体が入るくらいの画角になる。

開放F1.7では、ピントの合う範囲の被写界深度が浅すぎるので、少し絞ってF2.8で撮影した写真。見せたい料理だけを見せて、全体の雰囲気がわかる程度にボケるいい感じのバランスではないかと思う。
ちなみにこの料理は、「大堀相馬焼陶吉郎窯」のGWイベントで窯主の近藤学さんが焼いた器に、ワンダーファームのレストラン、「CROSS WONDER DINING」の福島信幸シェフが器に合わせて作った料理が盛り付けてあるので、完璧な調和を見せている。料理が良ければ腕はそれなりでも見栄えがするといういい例かもしれない。

2枚の写真は撮って出しのJPGファイルを全く補正せずにアップしている。画像のサイズはWordPressのプラグインで縮小軽量化されている。
ボケはきれいで、品の良い写真に仕上がる

テーブルフォトの他には、ブツ撮り。これも背景をボカしつつ前後左右の情報を適度に引き算しながら見せるための使い方で、明るい単焦点レンズが向いている分野かと思う。
薔薇の造花とハマーン様が美しい。5/3に記事をアップした「いわきプラモ製作研究所の第1回展示会」で撮影してきた写真。ちなみに、EOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMで撮った同じハマーン様の写真を見ると、角度の違いがあるとはいえ、背景の壁がきっちり見えて、情報量が多すぎるのが気になる。
ホワイトバランスの設定も違うのでかなり雰囲気が違って見える。


主人公機が並ぶガンダムコーナーも、ファーストガンダムを見せつつ、左右に違うガンダムがボケつつ見えるといった撮り方が出来る。

撮影してみて思ったこと
最初のタイトルにも書いたが、換算50mmという焦点距離が帯に短したすきに長し、な感じで中途半端感があるのはテーブルフォトやポートレートなどの場合。距離1mでは水平=0.72m、垂直=0.48mの画角になる。この画角に合う被写体であればいいわけで、画角が狭すぎると思えば離れ、広すぎると思えば近づく。
ズームレンズなんか10年早い、足で調整しろとウン十年前にカメラの師匠から教わった撮り方を思い出した。
厳密に言えば、焦点距離に応じたパースや圧縮効果の違いなどで、盛り込む内容が変わってくるのでその先にもっと考えなければいけないレンズの選び方があるわけで、勉強すればするほど奥が深い写真の世界でございます。
次回の撮影機材は……

サイコロのお告げは、5の3。カメラはE-M10 Mark IIIで、レンズは望遠。マイクロフォーサーズ用の望遠レンズは、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R=フル換算300mm相当があるのだが、ここでブログの記事更新を休んでいる間にゲットした新兵器が登場予定。なんとフル換算600mm相当になる超望遠ですよ。何を撮りに行くかは、やっぱ鳥とかでしょうかね。AFが追い切れるかが不安ですが、念のため三脚持って、白水阿弥陀堂にでも行ってみようかと思っております。
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