いわき市で温泉を探すと、レジャー施設から昔ながらの共同浴場まで選択肢が広く、「結局どこがいいのか分かりにくい」と感じる人も多いはずです。結論から言うと、いわきの温泉は目的別に選ぶのが最も満足度が高いです。
お子さんがいる、お年寄りがいる家族連れ、恋人同士、夫婦のみのカップル向け、遠方からの来訪、市民の日常利用など、様々なシチュエーションがあるかと思います。
大まかな選択としては、
- レジャーや非日常を楽しみたい → スパリゾートハワイアンズ
- 温泉そのもの、風情をしっかり味わいたい → いわき湯本温泉の旅館利用
- 安く気軽に入りたい → さはこの湯、足湯
この3軸を押さえるだけで、選択ミスは大きく減らせます。
いわき湯本の温泉おすすめ5パターンを比較

いわきの温泉は「施設名」で覚えるよりも、「使い方」で分類すると理解しやすくなります。
- ハワイアンズ(日帰り):プールやショーを含めた温泉にまつわるレジャー体験
- ハワイアンズ(宿泊):館内完結の非日常ステイ、セット料金でお得に利用
- 湯本温泉(宿泊):硫黄泉をじっくり味わう本格派、昔ながらの温泉旅館情緒
- 湯本温泉(日帰り):気軽に温泉を楽しむ、日本三大古泉の泉質は最高
- さはこの湯(日帰り):低価格で入れる共同浴場、銭湯料金のコスパは最強
観光なのか、温泉重視なのか、コスパ重視なのか。この整理だけで、自分に合った選択肢が見えてきます。
地元民というだけでなく、祖父母の家が常磐湯本地区にあって、「内風呂が湯本温泉」という、温泉街ならではの贅沢な環境を知っている者としては、こだわりを持って紹介したいと張り切っていますので、しばらくの間、お付き合いいただければ嬉しいです。
レジャーも温泉も楽しむならハワイアンズ
スパリゾートハワイアンズは、いわき市全体を代表する大型リゾート施設です。日帰りでも十分に楽しめますが、宿泊することで移動の負担がなくなり、夜のショーや館内滞在をよりゆったり満喫できます。宿泊料金に滞在中の入場料、ショーの観覧などの料金が含まれていて、セットで考えるとお得感があることも。
一方で、純粋に温泉を目的にする場合はやや性格が異なるため、「レジャーを含めて楽しむかどうか」が判断の分かれ目です。ハワイ感、長期休暇期間中のコラボ(過去に人気だったのは漫画ワンピースなど)企画といった、ハレの場を楽しむ目的での利用がオススメ。
円安で、海外旅行が気軽に行けなくなった今こそ、その気分を気軽に楽しめるのが「東北のハワイ」です。
温泉そのものを味わうなら湯本温泉地区の旅館
いわき湯本温泉は、古くから続く歴史ある温泉地で、硫黄の香りとやや熱めの湯が特徴です。宿泊すれば落ち着いた雰囲気の中でじっくりと温泉を楽しめ、日帰りでも利用できる施設が点在しています。
大正時代からある温泉旅館など、大小さまざまな宿泊施設があり、泊まりと日帰り利用ができる、さまざまなサービスがあります。温泉旅館の女将が和服でフラダンスを踊るという「フラ女将」なるプロジェクトも推進中。
古くからある温泉だけに「故きを温ねて新しきを知る」なんですね。
筆者自身、このエリアに祖父母の家があり、その内風呂が温泉という環境でした。これは、常磐湯本地区の特殊な仕組みで、共同で掘削、貯湯した源泉を、温泉旅館だけでなく、希望する過程にも配湯する制度があるから実現できた環境です。
子どもの頃は当たり前だった硫黄の匂いや湯の感触も、都会に出て初めてその価値に気づいたものです。例えば、高い料金を払って、温泉に泊まりに行くという社員旅行が全然嬉しくなかったという悲しい過去があります。だって、温泉も海の幸などの料理も実家の方がレベルが高いんですよ(笑)
常磐湯本温泉は、内陸部で見晴らしなどはあまり期待できず、観光地というより「生活に根付いた温泉」である点が、この地域の本質的な魅力です。温泉に浸かって、「いわき常磐もの」を魚にゆったりと過ごす、そんな楽しみ方を詳しく紹介します。
安く気軽に入るなら共同浴場という選択
コストや手軽さを重視するなら、「さはこの湯」のような共同浴場が有力です。短時間でも利用しやすく、地元の人が日常的に通う空気感も含めて楽しめます。
料金がなんと、大人300円(中学生以上)、小人(小学生以下)150円、未就学児は無料ですよ。共同浴場だけあって、さすがの圧倒的コストパフォーマンス。
観光施設とは異なり、派手さはありませんが、昔ながらの銭湯のような感じで、源泉かけ流しの天然温泉。その分だけ「本来の温泉の使われ方」を体感できる場所でもあります。
以前は、「みゆきの湯」「上の湯」という、共同浴場が他にもあったんですが、常磐湯本地区の再開発事業で、区画整理、統廃合などが予定されているため、現在は「さはこの湯」のみとなっています。10年以内にオープン予定の、新しい温泉施設も、是非紹介したいところです。

いわき湯本温泉で失敗しないためのポイント
温泉選びで重要なのは、「何を優先するか」をはっきりさせることです。レジャーを求めているのに静かな温泉地を選んでしまったり、その逆もよくある失敗です。また、連休や週末は混雑しやすいため、時間帯や利用方法を少し工夫するだけで満足度は大きく変わります。
これから短期集中連載していく、各施設ごとの詳細記事がその選択の参考になるよう、観光で訪れた人目線、地元民目線の双方から解説していきたいと思います。
いわき湯本温泉の後は、他にもある、海沿いの山沿いの温泉(鉱泉を含む)施設などもご紹介予定です。

まとめ|いわき湯本の温泉は使い分けがカギ
いわき湯本の温泉は、それぞれに役割がはっきりしています。
- レジャーを楽しむならハワイアンズ
- 温泉を堪能するなら湯本温泉旅館
- 気軽に入るなら共同浴場
このように目的に応じて選ぶことで、同じ「温泉」でも体験の質は大きく変わります。まずは全体像を押さえ、自分に合った楽しみ方を見つけることが重要です。
今後の連載について|より深く知りたい方へ
ここまで、いわき湯本の温泉を全体像として整理してきましたが、実際にはそれぞれの施設・利用スタイルごとに、さらに細かな違いがあります。次回以降は、本記事で紹介した5つのパターンを軸に、より実践的で具体的な情報を個別記事として掘り下げていきます。
- ハワイアンズの日帰り・宿泊の違いと使い分け
- 湯本温泉の宿選びと泉質の特徴
- 地元民が実際に使う日帰り温泉の選び方
- 共同浴場のリアルな利用感
- 繁忙期と閑散期で変わるおすすめの入り方
特に、春休み・夏休み・冬休みや大型連休といった繁忙期だけでなく、あえて外すことで快適に楽しめる“閑散期の狙い目”についても、地元視点で具体的に解説していきます。
筆者はこれまで、地域メディアとして旅館や宿泊施設の取材を重ねてきました。その現場で得た情報や、地元で生活してきた実体験をベースに、観光ガイドには載らないリアルな情報をお届けします。
夏までに、いわき湯本温泉について、5本の短期集中連載を公開していきますので、より詳しく知りたい方はぜひあわせてご覧ください。

コメント