「いわきは海沿いだから涼しそう」
県外の人からはそんなイメージを持たれることも多いのですが、実際に夏のいわきを訪れると、「思ったよりかなり暑い」と感じる人は少なくありません。
その理由のひとつが、天気予報で表示される「いわきの気温」です。
多くの場合、いわき市の代表的な気温として表示されるのは、小名浜のアメダス観測値。しかし小名浜は海の近くで風通しが良く、海風の影響を受けやすい場所です。
そのため、小名浜で30℃前後でも、
- 平の市街地
- 湯本周辺
- 植田周辺
などでは、実際には35℃近い暑さになることも珍しくありません。

上の画像の右下に表示されているのは、いわき駅前の気温ですが、同じ時間帯、小名浜のアメダスの記録だと、29.9度となっていて、7度も差があることがわかります。
このように、小名浜の「天気予報ではそこまで暑くなさそうだったのに、現地(市街地)はかなり暑い」というギャップが起きやすい地域なのです。
なぜ小名浜の気温は低めに出やすいのか
小名浜は海沿い特有の環境で、
- 海風が入りやすい
- 風通しが良い
- 夕方以降陸から海へ風向きが変わり、熱がこもりにくい
という特徴があります。海沿いの地域はだいたいこんな感じです。
そのため、同じいわき市内でも、市街地や内陸側より気温が低めに出やすい傾向があります。
特に真夏の日中は、小名浜と平周辺で体感がかなり違うこともあります。
市街地は「風はあるけど暑い」
ただし、いわきの街中の多くは完全な無風状態は少ない環境です。比較的風が吹いている日も多く、日陰に入ると多少楽になる場面もあります。
そのため、夏場は日傘がかなり有効です。
特に、
- 平などの町中心部
- 駅周辺
- 商業施設周辺
- 観光地の徒歩移動
などでは、直射日光を避けられるだけで体感温度がかなり変わります。
男性でも日傘を使っている人が以前より増えており、「風+日傘」で暑さをしのぎやすい地域とも言えます。最近は、中高生男子でも日傘を差して歩いているのを見かけるので、かっこ悪いとかそういうレベルの話ではなく、命を守るために利用した方がいいくらい、いわきの街中では猛暑日レベルの気温が当たり前になっています。
また、アスファルトの照り返しは強いため、過信は禁物です。
参考にするなら「山田アメダス」もチェック
平や湯本などの実際の暑さ感覚に近いのは、むしろ山側に近い山田町周辺の気温です。
もちろん場所によって差はありますが、感覚的には、
小名浜 → 海風で低めに出やすい
山田 → 内陸のため、市街地の体感に近いことが多い(とはいえ多少の温度差はある)
という傾向があります。前述のいわき駅前(平地区)で気温37度を記録したその時間帯、小名浜は29.9度に対して、山田は32.9度でした。これでも4度近く差があるんですよ。
いわき観光や外出前は、アメダス小名浜だけでなくアメダス山田の気温も確認すると、実際の暑さをイメージしやすくなります。
海水浴でも「海だから涼しい」は危険
海辺も風がある日はありますが、真夏の日差しはかなり強烈です。
特に砂浜は高温になりやすく、
- 足の裏が火傷しそうになる
- 裸足移動がつらい
- 小さな子どもは特に危険
というレベルになることもあります。
「海=涼しい」というイメージだけで行くと、想像以上に体力を消耗します。
海水浴・夏観光で持って行きたいもの
必須に近いもの
- サンダル・マリンシューズ
- 帽子
- 飲み物(スポーツドリンクや麦茶など)
- 日焼け止め
- タオル
- クーラーボックス
- 日よけ用テント、サンシェード、日傘
あるとかなり快適
- 冷感タオル、ボディーシートなど
- 保冷剤(熱中症になりかけたら体を冷やすために)
- 着替え
いわきの夏は「風があるから少し楽」な場面もありますが、直射日光そのものはかなり強めです。紫外線量もかなり高めになります。
「気温表示より暑い前提」で準備しておくと、観光も海水浴も快適に過ごしやすくなります。
注意したいのは駐車中の車
海水浴や、その他行楽の際に、駐車場に車を停める時間が長くなりますよね。窓を閉め切って、直射日光が当たる状況だと、余裕で50度を超えてきます。窓を少し開けていても、フロントガラスなどに日除けをしておかないとやはり50度超え。
サンシャインいわきと言われるだけあって、その日光は強烈です。
長時間駐車する場合は、必ず日除けをするよう心がけましょう。
また、リチウムイオン電池を利用したモバイルバッテリーは高熱になると発火する可能性があり(知人によると車中に置いていたモバイルバッテリーが燃えたとの証言もあった)、大変危険ですので、社内に放置しないように気をつけて下さい。
まとめ・初夏~真夏~残暑の秋のいわきの高温対策
いわきは海沿いの街ですが、実際の夏はかなり暑くなる地域です。
特に注意したいのが、
- 小名浜の気温だけを見て油断する
- 海沿いだから涼しいと思い込む
- 裸足で砂浜を歩く
- 日差し対策を軽視する
といったケース。
一方で、風が吹く日も多いため、
- 日傘
- 帽子
- 日陰活用
などをうまく使うと、体感はかなり変わります。
いわきの夏を快適に楽しむなら、「海沿いでも普通に暑い」という前提で準備しておくのがおすすめです。






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