【体験レポート】リニューアルした「ゆったり館」に行ってみた|初めて利用する人向けに気付いたことをまとめました

2026年6月最初の週末、リニューアルオープンした「ゆったり館」を利用してきました。

ゆったり館は、かなり昔に訪れた記憶はあるものの、ほとんど覚えていないため、今回はほぼ初利用に近い感覚での訪問です。

この記事では、これから利用を考えている方向けに、実際に利用して気付いたことや戸惑った点などをまとめてみます。

なお、リニューアル直後の訪問時点での内容です。館内案内や運営方法などは今後変更される可能性がありますので、最新情報は公式サイト等もあわせてご確認ください。

目次

まず知っておきたい「260円」と「700円」の違い

まず、エントランスで券売機を見ると、

  • 260円
  • 700円

という2種類の料金があり、初めてだと少し迷うかもしれません。これは、前回のチラ見記事でも、よくわからないと書きました。

スタッフの説明によると、700円は温泉・サウナ・プール・フィットネスなどを利用できるエリアの料金とのこと。ゆったり館のいわゆる通常コースがこれにあたるそうです。

一方、260円の日帰り温泉は別の浴場を利用する仕組みとの説明を受けました。

私は260円側を利用していないため詳細は確認していませんが、少なくとも今回利用した700円エリアとは別扱いのようでで、別棟にある小規模なお風呂の利用のことのようです。

初めて利用する方は、券売機で購入する際に間違えないよう注意した方がよさそうです。

キャッシュレス決済はまだ利用できませんでした

券売機自体はキャッシュレス対応機のようでしたが、訪問時点では利用できませんでした。

スタッフの説明では、いわき市の条例改正待ちとのこと。おそらく、6月の定例議会で通るだろうと思いますので、遅くとも7月くらいには使えるようになっているのではないでしょうか。まだ未対応なため、クレジットカード、ICカード、QR決済などの対応状況についてはわかりませんでした。

館内のカフェ&ダイニングも同様で、2026年6/6現在の支払いは現金のみでした。こちらも、準備は出来ているそうなので、条例改正後にキャッシュレス決済にも対応するとのこと。

リニューアル前に購入済の回数券は使えるようで、実際に回数券で入浴してきた利用者の方がいらっしゃいました。こちらは、フロントにその旨を伝えれば対応してもらえるようです。

いずれにしても、支払いに関しては、今後変更される可能性がありますので、利用前に最新情報をご確認ください。

館内で最も気になったのは案内表示の少なさ

今回利用して最も気になったのが館内案内です。

券売機で発券した紙製のQRコードを利用し、ゲートの中の有料エリアへ入ると、左手に下足箱がありますが、最近では珍しいオープンタイプ。学校の昇降口のような形式で、鍵はありません。

その後も案内図らしいものがほとんど見当たらず、

「たぶんこちらだろう」

と勘を頼りに進むことになりました。

結果的に階下に下りて、裸浴エリアへたどり着きましたが、初めて訪れる人は迷う可能性が高いと感じました。右手にある階段を下りて行くか、エレベーターで下に下りるのが正解でした。

ロッカーの使い方も少し特殊

裸浴と書かれた看板に従って入る、脱衣所のロッカーも最初は戸惑いました。

受付で渡された白いプラスチック製のカードがありますが、このカードをロッカー内部に差し込むことで施錠できる仕組みになっています。

筆者は初めて見るタイプでした。

ただ、使い方の説明表示が見当たらず、最初は少し悩みました。ロッカーを開けると扉の裏側にカードを差し込めばいいのかな?と思わせる細いスロットが空いていて、そこにカードを刺すとゴムの腕輪つきの、温浴施設によくあるロッカーの鍵が回って、鍵がかけられるという仕組みでした。

普段から温浴施設を利用している人でも戸惑う可能性があると思います。

温泉とサウナの印象

男性用裸浴エリアには、

  • 内湯
  • 露天風呂
  • 泡風呂
  • サウナと新設された水風呂

がありました。洗い場のスペースは10人分くらいだったかなと思います。

サウナはリニューアルされたばかりということもあり、きれいな印象です。

ベンチは2段構造で、ゆったりと10人程度は利用できそうな広さ。詰めればもっと入るとは思いますが、あまりサウナで密着したくはないですよね(笑)

テレビはなく、12分計とBGMのみという落ち着いた雰囲気でした。

ロウリュ設備などは見当たりませんでした。

温度は一般的なサウナと同程度の印象です。

水風呂はサウナ利用者にはうれしい新設

サウナのすぐ隣には水風呂があります。

利用者1人程度の広さですが、しっかり冷たく、サウナ利用者にはうれしい設備だと感じました。口コミなどでも、水風呂が無いのが残念といった意見が見受けられるので、待望の新設といったところでしょうか。

深さもあり、大人が座るように入ると肩付近まで浸かれる程度でした。

景色を楽しむ温泉ではない

露天風呂も利用しました。

ただ、立地的に海沿いの温泉施設のような眺望を期待する施設ではありません。

景色を楽しむというより、入浴そのものを楽しむ施設という印象でした。

一方で、入浴後は体の温かさがしばらく続きました。湯本温泉は、ポカポカが長続きするという感想をよく聞くんですが、筆者も入る度に、まだ暑い、と感じるくらいの効き目だと思います。

当初は近隣の別の温泉施設にも立ち寄ろうかと考えていましたが、その必要を感じず、そのまま次の別の取材先へ向かったほどです。

設備や運営面については様々な感想がありますが、温泉そのものはしっかり体を温めてくれる印象でした。

水着エリアも利用可能

ロッカールームからは、水着着用で利用する温泉やプールへ続く通路があります。

今回は水着を持参しなかったため利用しませんでしたが、ガラス越しに利用者の姿が見えました。

700円の料金を活かすのであれば、水着を持参して、水着でのクアハウス利用や、プールやフィットネスも利用した方が満足度は高そうです。家族やカップルで行く場合は、このエリアは混浴なので、より楽しめるかもしれません。

カフェ&ダイニングも利用してみました

入浴後は館内のカフェ&ダイニングへ。場所は有料エリア外、吹き抜けの階下部にあって、階段を下りて行く必要があります。

今回はオープン記念価格のデミハンバーグ(税込880円)とノンアルコールビール(税込300円)を注文しました。

カウンターで注文後に呼び出し端末を受け取り、出来上がったら取りに行くフードコート形式です。

水もセルフサービスでした。

味やボリュームについては標準的な印象です。

特別な特徴はありませんが、休憩しながら食事をするには十分な空間でした。スタッフに確認したところ、有料エリアから出て食事をして、また戻る時は、最初に声がけをして出てから、戻って欲しいとのことでした。QRコードは最初に入場するときにしか使えないそうです。

なお、私が確認した範囲ではメニューは洋食中心で、そばやうどんなどの麺類は見当たりませんでした。

館内で、高齢の利用者の方が「そばとかうどんは無いんだよなあ」と話している場面もあり、利用者によってはそうしたメニューを期待する人もいるようでした。

土曜日昼の混雑状況

今回訪問したのは、土曜日の昼前後です。

駐車場は半分程度は埋まっている印象でしたが、館内は混雑しているというほどではありませんでした。

男性用のロッカー利用率は3〜4割程度。

浴場も混雑を感じず、快適に利用できるレベルです。風呂以外の、フィットネスエリア、プールなどに人が分散しているから、裸浴エリアがそれほど混んでいる印象が無かったんだと思われます。

利用者は高齢者が中心で、以前から利用していたと思われる方が多い印象でした。

若い利用者も見かけましたが、まずは、水着エリアへ向かって行ったようです。

家族連れや小さなお子さん連れは今回の訪問では見かけませんでした。

700円は高い?安い?

温泉とサウナだけを利用すると、人によっては少し高く感じるかもしれません。温泉だけなら、同じ湯本エリアだと公衆浴場の価格で天然温泉に入れるのでなおのこと。

また、裸浴エリアの浴槽の種類はそれほど多くありません。

ただし、

  • プール
  • フィットネス(ラン、筋トレ用などのマシンもある)
  • 温泉
  • サウナ

をすべて利用する前提で考えると印象は変わります。

例えば、

  • 市民プール(3時間まで)330円でプールのみ、夏季限定
  • 新舞子ヘルスプールビジター利用 1,700円(税込)でプールやサウナ利用可能、ハイツの日帰り入浴は700円
  • ハワイアンズ地元割 平日1,785円(税込)でプールや温泉、サウナがある

と比較すると、700円で複数の施設を利用できる点は十分魅力的です。

利用スタイルによって評価が分かれそうですが、運動も温泉も楽しみたい人にとってはコストパフォーマンスは悪くないと感じました。

定休日について

館内では利用者同士が営業日について話している場面も見られましたが、公式サイトの営業カレンダーでは基本的に毎週火曜日がメンテナンス休館日となっています。

祝日と重なる場合は翌日が休館日となる予定も確認できました。

利用前には最新の営業カレンダーを確認することをおすすめします。

まとめ

リニューアル後のゆったり館を利用してみて感じたのは、温泉施設というより、プールやフィットネスも含めた総合健康増進施設として利用した方が満足度が高そうだということです。

サウナや水風呂、QRコードによる入館システムなど新しくなった部分もありますが、施設全体としては劇的に生まれ変わったというより、既存施設を活かしながら再スタートしたという印象でした。

一方で、館内案内や利用方法の説明はまだ少なく、初めて訪れる人は戸惑う場面もあるかもしれません。

リニューアル直後ということもあり、今後さらに改善や運営の調整が進む可能性もあります。

現時点では「大成功」「失敗」と評価するよりも、これからどのような施設になっていくのかを見守りたい、そんな印象を受けた施設でした。

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