福島県南東部に位置し、市民は俺ら関東民だっぺよと自称(笑)するいわき市ですが、海・山・温泉と多彩な環境を持ち、桜の楽しみ方もエリアごとに大きく異なります。
本記事では、「平・湯本・小名浜・勿来」の4地区を軸に、定番から穴場、見頃時期、混雑対策、さらには絶対に“外さない裏技”までを網羅的に解説します。
観光で訪れる方はもちろん、市内在住の方の週末レジャーにも役立つ内容です。
はじめに・いわき市の桜は4エリアで考えるとわかりやすい
いわき市の桜スポットは、以下の4地区で整理すると効率的です。
- 平:アクセス良好な王道エリア
- 湯本:温泉とセットで楽しむ癒しの花見
- 小名浜:海と桜の開放感+選択肢の多さ
- 勿来:早咲き+歴史と個性派スポット
厳密には、市北部の久之浜、四倉地区、市街から少し移動した小川地区などにも名所はありますが、今回は、行きやすく一回で複数カ所回れるスポットをエリアごとに紹介していきます。
平エリア|まずはここからの定番スポット
松ヶ岡公園

市街地の定番花見スポット。高台からの景色と桜の組み合わせが魅力。
- 芝生スペースでレジャーシートを広げたお花見客も多数
- ファミリー・グループ向け
- 初めてのいわき花見に最適
補足・注意点として駐車場が狭いので、ピーク時の土日には駐車待ちの行列が高確率で発生。市役所周辺の公共駐車場に止めて、そこから歩いて15分程度なので、腹をくくって両方楽しんでしまうのも一興。いい運動になります。


新川沿いの桜並木

市内中心部を流れる新川沿いの土手は、気軽に立ち寄れる人気スポット。
- 桜のトンネル状の並木
- 散歩や通勤途中でも楽しめる
- 春の土手には他の花も結構咲いてます
補足・土日には一般開放されている、いわき市役所、福島県合同庁舎などの公共駐車場が近くて便利。セットで、いわき芸術文化交流館アリオスの隣りにある、平中央公園の桜も楽しんでいくのがおすすめ。土手沿いの桜はかなりの長さがあるので、歩きやすい靴で訪れた方が安心です。


湯本エリア|温泉とセットで楽しむ
21世紀の森公園

広大な敷地でのびのび花見ができる人気スポット。
- ファミリー・ピクニック向け
- 駐車場が広くアクセスしやすい
👉 河津桜も楽しめる早咲きスポットとしても優秀(3月中)=今回掲載した写真は河津桜です
補足・車でのアクセスが特によく、駐車場も広いのでおすすめですが、休日に地元サッカーチームいわきFCの試合があると、とてつもない渋滞が発生し、駐車場も停めにくくなってしまうので、試合日程と重ならないかは念入りに確認しましょう。河津桜とソメイヨシノは場所が違うので、より近い駐車場に停めた方がご高齢の方や、小さなお子さん連れには便利かと。

御幸山公園

高台から湯本の街並みを見下ろす落ち着いたスポット。写真はちょっとだけ桜の時期とズレてます。
- 静かに楽しみたい人向け
- 温泉街で入浴もセットで
補足・周辺には駐車場がないのが難点。JR常磐線湯本駅前の時間貸し駐車場(30分まで無料、以降、30分ごとに100円)に停めるのが無難ですが、無料時間内に行って、見て、帰ってくるのは期待しないで、100円、200円は払うつもりでいてください。現在は湯本駅前地区の再開発中で、駅周辺の公衆浴場が、少し離れた「さはこの湯」だけになってしまっています。また、温浴施設のゆったり館も2026年5月31日まで休館中とのこと。桜見物の前後で温泉に入りたい時は、移動したほうがよいかも。駅周辺の旅館で、日帰り入浴サービスとして有料で浴場を開放している施設もあります。スパリゾートハワイアンズに行けば、温泉三昧です。ちょっとお高いですが……。
小名浜エリア|海と桜の開放感
三崎公園

エリア最大級の観光公園。小名浜地区の桜スポットのド定番。迷ったらここで間違いなし。
- 海を望む絶景
- ファミリー・観光向け
- 広い芝生スペースでレジャーシートを広げたお花見客も多数
補足・崖から海の上に突き出たスリル満点の汐見台(無料)や、周辺を一望できるマリンタワー(有料・一般330円)もあります。園内のレストランでは、いわき市の名物レストラン、メヒコのカニピラフも堪能できますよ。ちょっとお高いですが……。駐車場は、広場やレストラン下の中心に近いところから混雑します。マリンタワーの裏手に回ると、比較的停めやすいかもしれません。


大畑公園(高台)

見晴らしの良さが魅力のビュースポット。
- 桜+街並み+海の組み合わせ
- 写真撮影に最適
補足・三崎公園に比べると小名浜の中心街からは離れているので、空いていることが多いですね。アクセスしやすいためか、介護施設や、支援施設などの利用者の方が来園されていることも多い。小名浜の工場地帯も見通せる見晴らしの良さが特徴。


大剣公園(低地・産業道路沿い)

野球場やテニスコートなどもある、日常使いしやすい、立ち寄り型スポット。
- 駐車しやすく利用しやすい
- 気軽に桜を楽しめるが、木の本数は控えめ?
補足・小名浜港湾道路沿いにあって、車でのアクセスは容易。小名浜道路が開通したこともあり、アクアマリンふくしま、イオンモールいわき小名浜、いわき・ら・ら・ミュウなどの小名浜中心部の観光ゾーンに移動する前にちょっと立ち寄って見ていくのもおすすめ。
富ヶ浦公園(穴場)
静かに楽しめるがアクセス難易度は高め。
- 駐車スペースが少ない
- 道が狭く運転注意
補足・穴場すぎて、一度しか行ったことが無く、現在どうなっているのかがわかりません(笑) 写真も撮ったつもりだったんですが、見つからない始末(汗) 福島DC(ディスティネーションキャンペーン)でも推されていたので、おそらく桜の名所としてはおすすめできるはず。今年は時間が無くて回れませんでしたが。
勿来エリア|早咲き+個性派スポット
勿来の関公園

歴史ある関所跡と桜の組み合わせ。
- 落ち着いた雰囲気で、園内が広いためか混雑感は低め
- 勿来関文学歴史館や、詩句の石碑がある遊歩道など、観光とセットで楽しめます
- MVのロケ地なんかにもなっている吹風殿と桜のセットも風情があります
補足・中腹、文学歴史館周辺、詩歌の遊歩道などいろいろな桜の見方ができる風致公園。文学歴史館の手前あたりにある、ガラス張りの見晴台からは、海を望みつつ、小野小町の短歌と桜を自撮り可能な映えスポット(写真下)もあります。いわきで、一番写真映えする桜の名所かもしれません。


火力公園

実は人気の花見スポット。ソメイヨシノより一月ほど時期が早い、早咲きの河津桜の鑑賞スポットです。
- 開花時期が3月初旬頃と早めに咲く
- 開花時期には臨時駐車場あり、看板なども立っていて、迷うことは無いはず
- ピーク時は駐車待ちが発生することもあるので、時間には余裕を持って
補足・以前は常磐共同火力勿来発電所が、ちょっとしたお祭りとして行事開催していた花見スポットですが、コロナ禍後はイベントは取りやめ、自由に観賞してくださいというスタンスに落ち着いた模様。ソメイヨシノの前に見ておくと、もろもろの予行演習になるかも。


見頃時期と“ずらし花見”戦略
いわき市では、ソメイヨシノは基本的に同時期に咲きます。
長く楽しむには以下の戦略が重要です。
① 早咲き(3月上旬〜)
- 21世紀の森公園(河津桜)
- 常磐共同火力勿来発電所の火力公園(河津桜)
② 本番(3月下旬〜4月上旬)
- 平・湯本・小名浜・勿来の各エリア
- 欲張って複数エリアを同日に回るのはあまりおすすめしません
③ 時期をズラして楽しむ(4月中旬以降
- 田人の石割桜(4月中旬ごろ)
- 鬼ヶ城周辺(4月下旬ごろ)
④ 市外遠征(4月中旬〜)
三春滝桜
- 全国的な名木で、福島県内ではナンバーワンの桜の名所
- 例年はいわきよりやや遅れて開花
- 観桜料が大人500円(中学生以下無料)
- 休日に車で行くとかなりの渋滞に巻き込まれます、周辺の駐車場からシャトルバスも
補足・ツアーバスも多数訪れる一大観光地です。見るだけでも圧巻、大木を見上げ続けると結構疲れます(笑) とはいえ、観賞地点が限られているので、誰が撮っても同じ写真がすでにあるという感じで、写真撮影自体は簡単なんですが、非常に難易度が高いという(笑)
夏井千本桜
- 圧巻の桜並木
- 有料駐車場・混雑前提
- バスツアーも多数
補足・三春滝桜の次(?)くらいに福島県内ではメジャーな桜の名所です。こちらも観光地化していて、シーズン中はたどり着くまでが大変かも。川沿いの桜並木は見事の一言で、風にたなびく鯉のぼりなども絵になりました。しばらく訪れていないので、若干、情報が古いかもしれません。
おまけ・失敗しないための“裏技スポット”
「桜、まだ咲いてない?」「桜、もう終わった?」
そんな時の保険として使えるのが、そう、ここです。
いわき市フラワーセンター

- 季節の花が常に楽しめる
- ソメイヨシノも多数
- 花見の“外し”を回避できる
👉 花や植物で迷ったらここに行けば成立する安心スポット
補足・一年中何かしらの花が咲いていて、温室に入ればハイビスカスなどの南国の花まで楽しめます。桜の時期、外しちゃったかもという時でも、安心です。何かは必ず咲いてます(笑) 春と秋にはフェスが開催されていて、花に親しむイベントや、市内のフラダンス、ヒップホップダンスなどのチームによる演舞なども見ることができますよ。


まとめ|いわきの桜は「戦略」で満足度が変わる
いわき市の桜は、
- エリアごとの個性、スポットごとの楽しみ方
- 開花時期の使い分け、同時期に回るならエリアを限定して集中的に
- 混雑回避の工夫、駐車スペースの賢い選択
これらを押さえることで、満足度が大きく変わります。
本記事を参考に、自分に合った“いわきの桜の楽しみ方”を見つけてください。
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